大人女子のアニメタイム アニメーションの新ジャンル「大人女子のアニメタイム」第2弾、2013年3月NHK BSプレミアムにて新作3本放送決定!「夕餉(ゆうげ)」 声 中越典子 原作 山田詠美 3月10日(日)夜 10:50〜11:15 「人生ベストテン」 声 中谷美紀 原作 角田光代 3月17日(日)夜 10:50〜11:15 「どこかではないここ」 声 木村多江 原作 山本 文緒 3月24日(日)夜 10:50〜11:15

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大人女子のアニメタイム/川面を滑る風

2011番組パンフレット(PDF 1.4MB)

Tag:川面を滑る風

年下女子友に学ぶ

このところ立て続けに一回り下の女子友と飲む機会がありまた。バブル時代に仕事をし始めた私と、就職氷河期を体験している彼女たちとは、世の中との向き合い方が結構ちがいます。この12年の差は本当に大きいです。バブル期に20代を過ごした世代は、30代になっても40代になっても「もっと、もっと」と、どこまでも貪欲で、立ち止らない傾向にあります。そんな世代に向けての雑誌もどんどん創刊されています(STORY, GLOW, マリソルなどなど)。世代として1つの大きな塊だと思います。それに対して、一回り下の女子友たちは、厳しい時代に育っただけに「なければないなりに…」とか、「今は待ち…」という感じで、肝が据わっているし、世の中との折り合いのつけ方がうまく、浮ついていいないように感じます。ファッションはブランドとか流行に流されず、自分なりのセンスやこだわりを実現しているし、男の人を見る目も「条件」ではなく、自分にあった人重視だし(もちろん、それがあるべき姿ですが)。40代女子特有の「もっともっと」体質は変わらないと思いますが、一回り下の女子たちと話していると、その落着きのようなものから学ぶものが多いなぁ感じたりします。どっちが年上なんだか…という感じです。

大人女子のアニメタイムはNHKオンデマンドでご覧になれます。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010024562SA000/

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紙のにおい

番組の企画をたてたり、番組づくりをする時に色々リサーチをしますが、インターネットのおかげで、ほんとーに便利になり、恩恵を受けています。が、私の場合、記憶に刻みこまれるのは、ネットで調べたものよりも、新聞や雑誌、書籍などで得た情報の方が多いです。新聞のこの面にこの大きさで掲載されていた記事…と、ビジュアルな記憶と紙をめくった感覚で刻み込まれているからかもしれません。なので、未だにチョコチョキとスクラップ作業をします。

今日は残念なニュースをスクラップ。米国の書籍チェーン第2位のボーダーズが倒産したというニュースです。ネット販売の広がりと、電子書籍の急成長に押され、立ち行かなくなったのことです。ボーダーズの店舗は、当たり前のようにアメリカの風景にあったので、本当に残念です。また、米国首位の書籍チェーン、バーンズ・アンド・ノーブルも赤字続きで店舗を削減しているとのこと。バーンズ・アンド・ノーブルは映画「恋におちて」で、メリル・ストリープとロバート・デ・ニーロが出会った名場面としても有名です。以前入ったことがありますが、あらゆる楽しみと知識の元がつまっているようで本当に素敵な書店です。料理本や旅行本のコーナーなどは、写真がよく見えるようにディスプレイされていて、ワクワクします。アメリカの書店はなぜか紙のにおいがより強く感じられます。バーンズ・アンド・ノーブルは自社で電子書籍リーダーを開発し、そのリーダーを持って来店すると、書店のLANと接続し立ち読みできるようにしているとのこと。電子だけど、来店させる…か。書店には残ってほしいです。恋も生まれる場所ですし…

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母と娘、支配と解放

最近、母親と娘をテーマにした作品を2つ読みました。1つは昨年亡くなられた佐野洋子さんが実の母親とのことを描いた「シズコさん」、もう1つは角田光代さんの短編集「マザコン」に収められている「パセリと温泉」という小説。どちらも、強烈で大嫌いだった母親が呆けて、つきものが落ちたように穏やかな人になってしまった状況に接した娘の心情が描かれています。佐野さんは母親の手を触ったこともなく、自分は愛されていないと思っていたそうです。でも呆けた母親が、佐野さんに暖かい気持ちを向けるようになったことで、嫌悪感が「氷山にお湯をぶっかけたようにとけ」、許し、許された感覚を得たことが、ほとばしるような文章で描かれています。一方、角田さんの小説の主人公は、いきなりいい人になってしまった母親にくすぶるような怒りを感じます。ネガティブ思考の母親の影響を受けた自分が置いてけけぼりにされたような怒り…。どちらの感覚も実感を伴って伝わってきます。実は私の母親も認知が進み、私が知る母とはちょっと違う人になったように感じることがあります。その変化に対して、佐野さんや角田さんが書いているように感情の焦点を合わせてはいませんが、この2つの作品を読んだことで、来たるべき状況に対して心構えのようなものが少しできたように感じます。誰もが通る道なんだなぁと。(PS「シズコさん」のステキな装丁、行方不明、残念…)

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今日もてづくり、ニンジンのご用意を!

東京近辺は大雪です。夕方から降り始め、1,2時間の間にずんずん積もりました。この冬はじめての積雪、夜九時半に近所の公園に行ってグシグシ新雪を踏みしめ、足跡を残し、ついでに雪合戦もしてきました!雪の多い地方の人には、ハシャギ過ぎに見えるかもしれませんが、やはり興奮します。雪明りで群青色に見える夜の風景もいいです。大雪記念に雪ウサギつくりました。去年の間に降っていてくれたら、年賀状に使えたのに…12年後に使う??明日は足元要注意です。

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