大人女子のアニメタイム アニメーションの新ジャンル「大人女子のアニメタイム」第2弾、2013年3月NHK BSプレミアムにて新作3本放送決定!「夕餉(ゆうげ)」 声 中越典子 原作 山田詠美 3月10日(日)夜 10:50〜11:15 「人生ベストテン」 声 中谷美紀 原作 角田光代 3月17日(日)夜 10:50〜11:15 「どこかではないここ」 声 木村多江 原作 山本 文緒 3月24日(日)夜 10:50〜11:15

New!! 番組パンフレット(PDF 1.6MB) 予告 Trailers English

大人女子のアニメタイム/川面を滑る風

2011番組パンフレット(PDF 1.4MB)

Tag:直木賞作家

大人女子のアニメって?

大人女子のアニメタイム-川面を滑る風」の放送まで1時間を切りました!NHK総合で深夜0時15分からです。眠くなる時間かもしれませんが、リアルタイムでご覧いただけたら嬉しいです。「忙しい女性が夜寝る前のほんのひと時、物語に浸る時間」というのが企画趣旨なのです。

今回は直木賞作家の唯川恵さんの短編をアニメ化しましたが、「短編小説」のテイストが映像にも出ています。短編小説とは細かい描写は少い分、読者の想像力を掻き立てるものだと思います。それだけに読み終わった後も、現実から離れてあれこれ想像する心地よい時間をつくってくれます。今回のアニメーションでも、主人公の描写は非常に抑制されたものになっています(アニメーション的には大きなチャレンジです!)。ご覧いただく方が、それぞれに思いを巡らせるような…そんな「大人」な時間もお楽しみいただければと思っています!

※本サイトの画像の無断転用・無断転載をお断りいたします。

curiouscope

唯川恵さん「病む月」

新年明けましておめでとうございます。今年最初にお伝えするのは、「大人女子のアニメタイム」の原作「川面を滑る風」が収載されている集英社文庫の短編集「病む月」の帯のこと。新しく「アニメ化決定」の文字が入りました!

「病む月」は、唯川恵さんのすばらしい短編集です。すべての作品が唯川さんの出身地である金沢が舞台。どの物語にも「幸せ」をもとめて葛藤する女の姿が描かれていて、主人公の敵役にさえ自身を投影してしまう…そんな10編の物語が納められています。中でも今回アニメ化する「川面を滑る風」は、何度も繰り返し読みたくなる深い作品。女性の幸福、不幸、弱さ、強さ、割り切れなさ…読む度に様々な感情をかきたてられる小説です。

 

 

唯川恵さん。お目にかかったのは、今回の番組が企画段階だった昨年7月のことでした。大人の女性のための物語をアニメ化して番組にしたいという、海のものとも山のものともつかぬ私たちの話に熱心に耳を傾け、大切な原作を託してくださいました。それが企画を実際の番組に押しあげる大きな力となりました。この番組のパンフレットに頂いた「ささやかでいい、懸命に生きる女性の方々に何か少しでも伝えられることがあれば–」という唯川さんのコメントをいま改めて噛みしめて、番組の仕上げに臨みたいと思います。

curiouscope