大人女子のアニメタイム アニメーションの新ジャンル「大人女子のアニメタイム」第2弾、2013年3月NHK BSプレミアムにて新作3本放送決定!「夕餉(ゆうげ)」 声 中越典子 原作 山田詠美 3月10日(日)夜 10:50〜11:15 「人生ベストテン」 声 中谷美紀 原作 角田光代 3月17日(日)夜 10:50〜11:15 「どこかではないここ」 声 木村多江 原作 山本 文緒 3月24日(日)夜 10:50〜11:15

New!! 番組パンフレット(PDF 1.6MB) 予告 Trailers English

大人女子のアニメタイム/川面を滑る風

2011番組パンフレット(PDF 1.4MB)

Tag:どこかではないここ、プラナリア、山本文緒、木村多江、

本当の私…「人生ベストテン」 見逃した方はNHK オンデマンドで! ”Jinsei Best Ten” Real me

「人生ベストテン」いかがでしたか?鳩子が同窓会で会った岸田有作は一体何者だったのか…誰であれ、鳩子に「本当の私」をみつめる時を与えてくれたことは確かです…代償はありましたが…。その出来事をどうとらえるかは人それぞれ。

ラストシーンの鳩子に、中谷美紀さんが素晴らしい大笑い(!!)をつけてくれました。女はしぶといのです。 「人生ベストテン」、見逃しちゃった、もう一度見たい、あるいはBSが見られない、という方、明日の18時より2週間NHKオンデマンドで105円でご覧になれます(視聴期限は購入後1日)。

NHK オンデマンド 「見逃し番組」

「大人女子のアニメタイム~人生ベストテン」

3月18日 18時~4月1日

原作 角田光代 出演 中谷美紀 神谷浩史

先週放送の「夕餉(ゆうげ)」も3月29日まで配信中!

原作 山田詠美 出演 中越典子 浪川大輔

来週は、山本文緒さん原作の「どこかではないここ」を放送します。生きる実感がつかめない主婦が自分なりの一歩を踏み出すまでの物語です。静かな感動を呼びます。今後制作日誌で色々ご案内していきます。引き続き「大人女子のアニメタイム」是非ご覧ください!

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リアルな日常を描く 「どこかではないここ」 ”Dokoka dewanai koko”

「大人女子のアニメタイム~どこかではないここ」(原作 山本文緒/主演 木村多江)の主人公真穂(43歳)は、いわゆる典型的な専業主婦。「妻」として、「母親」として、そして老いた母親の「娘」としての役割をこなしている。うんざりするような、繰り返される日常の中を漂うように生きています。この作品を映像化するにあたり、日常感をリアルに描きたいという村上監督の意向で、多くの場面を実写撮影し、作品の背景の素材として使用しました。実写撮影する点では、以前の制作日誌で書いた「夕餉(ゆうげ)」の手法と似ていますが、こちらはセットを細かくはつくりこまず、空間を様々なアングルや構図で撮影し、後から絵で要素を加えたり、様々にアレンジする手法をとりました。また実際に役者さんに日常的な演技をしてもらい、絵作りの参考にもしています。寝そべったり、起きあがったり、服の着脱、家の中の歩きなどの何気ない動きをリアルに描くには、非常に有効な手法です。写真の上段は、マンションの中で撮影したもの、下段は実在のスーパーをお借りして撮影したものがアニメーションに反映されているのがわかると思います。このようにアニメーションではありますが、様々な映像の手法をつかって映像づくりをしています。

3月24日(日)22:50~NHK BSプレミアムにて放送

★大人女子のアニメタイムの予告映像

Trailers of  ”Otona Joshi no Anime Time”

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主人公キャラクター③「どこかではないここ」真穂

3月24日(日)に放送される「大人女子のアニメタイム~どこかではないここ」(原作 山本文緒/主演 木村多江/脚本 今井雅子)の主人公真穂は、43歳の主婦。夫と子供2人の中流家庭で暮らしていますが、夫のリストラや、子供たちの反乱、老母の世話などあらゆる煩わしいことに直面中。家計費を補うための深夜のスーパー先でも、めんどうな人間関係に巻き込まれたり…。これだけのシビアな現実に直面しながらも生きている実感がなく、どこか漂うように日々を過ごしているキャラクターがこの物語の主人公です。

真穂のキャラクターは、超難しい課題が山積みでした。43歳、地味な主婦、うつろ、表情変化が少ない、自称「平凡」VS 主人公的なオーラや美しさ、そして秘められた力強さ…と全く矛盾する条件の数々…村上匡宏監督とキャラクターデザイナーの柳野龍男さん、そしてスタッフで沢山の議論を重ねました。出てきたキーワードは「華奢」「猫背」「細長い首」「伏せ目がち」「よく見ると美人かも」「色白」「弱そうで弱くない」など色々。中でも、脚本家の今井雅子さんから出た「寄る辺ない」というキーワードによってイメージが大きく膨らみ、柳野さんの手により体現されたのが、真穂のキャラクターです!

ジミに見られる真穂ですが、周囲の様々な煩わしさについて心の中で突っ込みを入れています。その多くが、大人女子的に「わかるわかる」「そーだそーだ!」というもの(既婚、未婚を問わず)で、感情移入ポイントが沢山あります。漂うように生きてきた真穂ですが、ある事件をきっかけに変わります。傍から見れば、とるに足りない変化かもしれない。でも真穂にとっては大きなもの。その変化に直面した時の表情は村上監督が非常にこだわったポイントです。25分の物語の中で、主人公と共に心の旅ができるでかもしれません。「主人公はもう一人のあなたかもしれない…」

3月24日(日)22:50~NHK BSプレミアムにて放送

真穂を演じるのは女優の木村多江さん。

アニメーション制作はワオワールド

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