地震
報道を見ていて、これが本当のことなのか、悪い夢であってほしいと願い続けています。被災された方々、孤立されている方々、安否のわからない方々が少しでも早く、暖かいものを食べ、ゆっくり眠れるよう祈るばかりです。私は渋谷の街中で揺れに遭いました。アスファルトの地面がうねり、まっすぐ立っていられなくなりました。電柱やビルが目の前でゆらゆら揺れ、倒れてきたらどこにも逃げようがない状態でした。直後は1時間ほど身内と連絡がとれず、一晩停電…それだけでも不安や不自由を感じたのに、被災地の方々は比べようのない恐怖や悲しみに直面していることを思うと、息苦しくなります。自然の猛威…。でも津波に巻き込まれ、2日間以上行方不明になりながらも助かった人たちのニュースを目にすると、人間の底知れぬ強さも感じます。もうだめかと思った時、家族の顔を思い出し「生きなきゃと思った」という生存者の声を聞きました。「生きなきゃ」の思いで1人でも多くの人が助かることを心より祈っています。