2011番組パンフレット(PDF 1.4MB)

「夕餉(ゆうげ)」 原作 山田詠美さん ”Yuge” by Eimi Yamada(or Amy Yamada)

「大人女子のアニメタイム」の原点は、女性作家が紡ぎだす素晴らしい短編小説にあります。それらの小説を、想像力をかきたてるアニメーション映像化して、大人の女性たちが物語の世界に浸れるような番組があったら面白いだろうな、という思いつき(啓示?)が発端です。短編小説の魅力の1つは短い時間で物語世界に引き込んでくれるという贅沢さにあると思います。

「夕餉(ゆうげ)」はまさにそういう短編小説です。駆け落ち同然で男のところに転がりこんだ主人公の美々。「私は、男に食べさせる」 というドキッとするセリフで始まるこの物語は、食と性をめぐる官能的な物語であり、男女の恋愛物語であり、生きる意味をみつける物語であり…。そんな全てがわずか36ページの小説の中にあります。そして「大人女子のアニメタイム~夕餉」の25分間のアニメーションの中にも!山田詠美さんの素晴らしいフレーズの数々にも出会えます。「きちんと下ごしらえをされれば、私の体だっておいしくなる」…どんな映像になるでしょうか?!

3月10日(日)22:50~NHK BSプレミアムにて放送

写真は「夕餉」が所収されている短編集『風味絶佳』 文春文庫

今なら書店で「大人女子のアニメタイム」の帯付き文庫本と出会える可能性大!

★予告映像と女優さんたちのコメント

Trailers of  ”Otona Joshi no Anime Time”

「大人女子のアニメタイム」の全原作はこちらでチェック!

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リアルな日常を描く 「どこかではないここ」 ”Dokoka dewanai koko”

「大人女子のアニメタイム~どこかではないここ」(原作 山本文緒/主演 木村多江)の主人公真穂(43歳)は、いわゆる典型的な専業主婦。「妻」として、「母親」として、そして老いた母親の「娘」としての役割をこなしている。うんざりするような、繰り返される日常の中を漂うように生きています。この作品を映像化するにあたり、日常感をリアルに描きたいという村上監督の意向で、多くの場面を実写撮影し、作品の背景の素材として使用しました。実写撮影する点では、以前の制作日誌で書いた「夕餉(ゆうげ)」の手法と似ていますが、こちらはセットを細かくはつくりこまず、空間を様々なアングルや構図で撮影し、後から絵で要素を加えたり、様々にアレンジする手法をとりました。また実際に役者さんに日常的な演技をしてもらい、絵作りの参考にもしています。寝そべったり、起きあがったり、服の着脱、家の中の歩きなどの何気ない動きをリアルに描くには、非常に有効な手法です。写真の上段は、マンションの中で撮影したもの、下段は実在のスーパーをお借りして撮影したものがアニメーションに反映されているのがわかると思います。このようにアニメーションではありますが、様々な映像の手法をつかって映像づくりをしています。

3月24日(日)22:50~NHK BSプレミアムにて放送

★大人女子のアニメタイムの予告映像

Trailers of  ”Otona Joshi no Anime Time”

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★予告動画公開!!大人女子のアニメタイム Trailers of “Otona Joshi no Anime Time”

「大人女子のアニメタイム」の予告動画をこちら(link)からご覧になれます。

NHKの美力for Womanというサイトに飛びます。

You can watch the trailers of   “Otona Joshi no Anime Time” from the link above. Take a look!!

For English Introduction of “Otona Joshi no Anime Time” , click HERE!


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金色に輝く思い出- 「人生ベストテン」 ”Jinsei Best Ten”

「大人女子のアニメタイム~人生ベストテン」(原作 角田光代/主演 中谷美紀)の主人公の鳩子は40歳を目前に控えた独身のキャリアウーマン。40年近く生きているというのに人生の最もきらめく思い出は、初めて男の子とつきあった中2の夏休み…。その後25年間、何もないのか?!と、突っ込みたくもなりますが、ここ数年「同窓会恋愛」という恋愛ジャンル(?)も定着してきている状況をみますと、案外、夢や純粋なドキドキにあふれていた中学、高校時代に思いをはせる大人女子も多いのかもしれません。「人生ベストテン」では鳩子がその頃を回想するシーンも出てきます。原作によると、地方都市で海があり、東京に出てくる人も多いらしい…ということで、勝手にとある街を「鳩子の地元」と決め、日帰りロケハンに行って参りました。海がありました、探し求めていたいい感じの路地(人生ベストワンの出来事が起こる場所)、そして思わず「なつかしい~」感じてしまう昭和的な風景も沢山ありました。そんな既視感のある風景をアニメーションの中では、美しい色と光で再現しました。その絵を見るだけで、見ている人たちが、13才の自分に戻れるような、そんな場面がいっぱいです。ロケハンについては、また続きを書きます。(海の写真を撮っているのは三浦監督)。 3月17日(日)22:50~NHK BSプレミアムにて放送

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