2011.01.06 Thu 22:46 |制作日誌
「大人女子のアニメタイム-川面を滑る風」の放送まで1時間を切りました!NHK総合で深夜0時15分からです。眠くなる時間かもしれませんが、リアルタイムでご覧いただけたら嬉しいです。「忙しい女性が夜寝る前のほんのひと時、物語に浸る時間」というのが企画趣旨なのです。
今回は直木賞作家の唯川恵さんの短編をアニメ化しましたが、「短編小説」のテイストが映像にも出ています。短編小説とは細かい描写は少い分、読者の想像力を掻き立てるものだと思います。それだけに読み終わった後も、現実から離れてあれこれ想像する心地よい時間をつくってくれます。今回のアニメーションでも、主人公の描写は非常に抑制されたものになっています(アニメーション的には大きなチャレンジです!)。ご覧いただく方が、それぞれに思いを巡らせるような…そんな「大人」な時間もお楽しみいただければと思っています!
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「大人女子のアニメタイム-川面を滑る風」では主人公の声を女優の田中美里さんが演じてくださいました(12月29日の投稿を参照!)。今回その相手役の男性の役を演じたのが浜田賢二さん、ハマケンの愛称で知られている声優さんです。浜田さんが演じる久夫という役は、生まれ育った境遇からか、寡黙で感情を表さない男。なので、セリフはどれも短いのですが、そこに久夫の言葉にならない思いを込めなくてはならないという非常に演技力を要する役でした(さらに方言も加わり…)。浜田さんの演技は本当にすばらしく、「そうか…」という一言にも沢山の思いが込められた響きがありました。非常に男で、大人で、セクシーで…田中美里さんの声との相性もばっちりでした。
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あなたにとって、より色鮮やかなのは「現在」それとも「過去」ですか?
「大人女子のアニメタイム-川面を滑る風」では、主人公の女性の現在と過去をカットバックします。彼女にとって色鮮やかな時とは?色彩にもご注目です!上のバナーをクリックすると予告編がご覧になれます。今夜深夜0時15分より放送です。
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「大人女子のアニメタイム-川面を滑る風」の舞台は、金沢の和菓子屋さん。店内の様子、工場の雰囲気、菓子作りの道具や所作…アニメを作るためには、取材が不可欠です。金沢の老舗の和菓子屋さんにご協力いただきました。初めは「ちょっと敷居が高いかな?」と恐る恐る…でも、そんな私たちの心配をよそに、とても親切に対応してくださいました。菓子職人というと寡黙なイメージがありますが、皆さん気さくで、修行の厳しさや職人の流儀など様々なお話を聞くことが出来ました。和菓子という小さな、そして口に入れたら形が無くなってしまうものに、鮮やかな色を与え、心を込めて細工をする…そんな儚さが美しく、そして色気を感じます。番組の中で和菓子店の背景になっているのは、撮影させて頂いた写真をもとにアニメスタッフが作り上げたものです。ちなみに、主人公の実家の背景は、金沢の旧家2軒をモデルにしています。家の外観を見て、飛び込みで取材をお願いしたのですが、気持ちよくご協力いただきました。番組は、たくさんの金沢の方々のご厚意に支えられています。放送まで6時間を切りました!
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