大人女子のアニメタイム アニメーションの新ジャンル「大人女子のアニメタイム」第2弾、2013年3月NHK BSプレミアムにて新作3本放送決定!「夕餉(ゆうげ)」 声 中越典子 原作 山田詠美 3月10日(日)夜 10:50〜11:15 「人生ベストテン」 声 中谷美紀 原作 角田光代 3月17日(日)夜 10:50〜11:15 「どこかではないここ」 声 木村多江 原作 山本 文緒 3月24日(日)夜 10:50〜11:15

New!! 番組パンフレット(PDF 1.6MB) 予告 Trailers English

大人女子のアニメタイム/川面を滑る風

2011番組パンフレット(PDF 1.4MB)

Tag:大人女子のアニメタイム

NHKは大人女子にホンキ!?

NHK教育のEURO(ユーロ)24というプロジェクトをご存じでしょうか?昨年4月から始まったユーロ4カ国(イタリア、フランス、スペイン、ドイツ)のテレビ語学講座の総称です。半年間で24フレーズの言葉を軸に語学をマスターしようというもの。このプロジェクトのスタートからお手伝いしてきましたが、実はNHKが大人の女性に対して本気に向き合っていると感じたのは、このプロジェクトがきっかけです。「大人女子アニメ」の構想も、そんな中から生まれました。

萬田久子(イタリア語)、知花くらら(フランス語)、片瀬那奈(スペイン語)、原沙知絵(ドイツ語)という錚々たるキャスティング。テキストのデザインも一新してファッション誌のカメラマンとデザイナーが手がけました。30代~50代の知的好奇心溢れる女性をターゲットにした語学部の大改革といえます。キュリオスコープは、番組の立ち上げ時の特番に演出で関わりました。このユーロ4カ国で、大人の女性のための「極上旅プラン」を件の4人に提案するという番組。地上波でも放送したのでご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?この4人がその後の番組でどのように語学を身につけたのか…残念ながら語学番組は半年タームで制作・放送されているので、昨年8月末で一旦終了(現在放送されているのは一昨年の番組)。今年10月からの再放送で見ることが出来ますので是非チェックしてみてください。

さて本題。そんなEURO24が今年も4月から大胆なキャスティングで始まります!昨年はモデルや女優で行きましたが、今年はちょっと驚くMC陣です。いったい誰でしょう?正解は明日の投稿にてお知らせします。

いつものように「大人女子のアニメタイム-川面を滑る風」の見逃しサービスのご案内…NHKオンデマンドで1回105円でご覧になれます。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010024223SC000/index.html

そしてNHK「番組たまご」のアンケートのお願いです!

http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20110107_doc.html

curiouscope

病む大人を読む

週末、勢いづいて2冊の本を読みました。1冊は「大人女子のアニメタイム‐川面を滑る風」の原作者の唯川恵さんの新作「テティスの逆鱗」。美容整形にはまる女たちが緩やかに狂気に陥っていく過程を恐ろしいほどリアルに描いています。もう1冊は故鴨志田穣さんの「酔いがさめたら、うちに帰ろう」、今映画も公開中です。鴨志田さん=鴨ちゃんは、漫画家の西原理恵子さんの元夫で(最後は一緒に暮らしましたが)、20年来西原理恵子さんの大ファンの私としては、鴨ちゃんは知人のような気がしてしまうのですが…こちらはアルコール依存症の闘病記を、閉鎖病棟の日々とそこで出会った面々のことを、ユーモラスかつ痛いほど切なく描いています。全く異なるタイプの作品ですが、美容整形にしても、アルコールにしても、各登場人物の心の満たされない部分、不安な部分に緩やかに入ってきたものが、しまいにはその人を支配してしまうという恐ろしさを感じました。心の隙間に入り込んでくるものは他にも沢山あります。それに支配されずうまく付き合うにはどうすればいいのか(アルコールだって、うまく付き合えば友にもなり得ますし)…。

「大人女子のアニメタイム‐川面を滑る風」の主人公、乃里子も心の空洞を埋めるため、自分の力では抑えきれない発作的な行動を繰り返します。彼女が救われるためにはどうすればいいのか…「見た後、ずっと考えてしまった」という感想を多くいただきました。

NHKオンデマンドで1回105円でご覧になれます。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010024223SC000/index.html

引き続きNHK「番組たまご」のアンケートへのご協力もよろしくお願いします!

http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20110107_doc.html

curiouscope

微妙な?大人女子的ファッション

今日は「大人女子のアニメタイム‐川面を滑る風」の主人公、乃里子33歳の現在のファッションについて(高校時代は1月10日、婚約時代は1月14日の投稿をご参照下さい)。エリートサラリーマンと結婚して5年、NY生活から戻ってきたばかりの乃里子のファッションのポイントは、シックで高級がテーマ。近年勢いを増している30代、40代の奥様向けの雑誌を集中的にチェックしました。中でも、シンプルで女性のパーツを美しく見せてくれるものに目がいきました。今回は乃里子のブラウスの襟にこだわりました。よいブラウスは3、4万円とか平気でしますが、女性の首元を美しく見せてくれます。今は品質もデザインも良い服が本当に安く買えます。ブラウスなら3000円代でそれなりに見栄えのいいものは沢山あります。また乃里子は年齢的にはもっと華やかな格好をしてもよいかも…でもそうしない…。色も、通常のアニメーションではあまり使用しないしぶい色使いにしています。乃里子の心情や周囲の人たちと微妙に周囲と馴染んでいない、違和感を表現することを目指しました。タイツの色も冒険しています。是非チェックしてみて下さい!

NHKオンデマンドで!1回105円でご覧になれます。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010024223SC000/index.html

引き続きNHK「番組たまご」のアンケートへのご協力もよろしくお願いします!

http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20110107_doc.html

※本サイトの画像の無断転用・無断転載をお断りいたします。

curiouscope

大人女子のアニメタイム的 もし…

「大人女子のアニメタイム‐川面を滑る風」で主人公の乃里子のセリフに「もし・・から始まる人生なんていったい何の役にたつのだろう」というものがあります。

日々の生活の中で「もしあの時…」思うことは多々あります。「もしあの時携帯をポケットに入れてなければ、トイレ水没を免れたのに…」など日常的なものから人生を左右するものまで。

でも「もしあの時…」と深く思いをめぐらせる率は女性の方が高いように思います。女性は大人になると常に様々なタイムリミットと選択に迫られるからです。英語で「バイオロジカル・クロック=生物学的時計」という言葉がありますが、いつの時代でも女性はタイムリミットから免れられません。「結婚」―もちろんいくつになってもできますが、選択肢や出会いのチャンスは女性の場合、年を重ねるにつれて減るのが現実。「出産」―子供を生むには年齢的な限界があります。まさにバイオロジカル・クロックがチクタク…。「仕事」―続ける、やめるという二者択一でないにしても、育児や家庭とのバランスで、仕事の位置づけの選択に迫られます。その選択によっては、それまで築いたものを失うことも…だからこそ、後になって考えてしまう「もし」が多いのです。「もしあの時仕事をやめていなければ…」、「もしあの時プロポーズを受けていたら」「もしあの時妊娠していなければ…」。

一瞬乃里子の頭をよぎった「もし…」とは?

NHKオンデマンドで!1回105円でご覧になれます。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010024223SC000/index.html

引き続きNHK「番組たまご」のアンケートへのご協力もよろしくお願いします!

http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20110107_doc.html

curiouscope