2013.05.24 Fri 03:52 |制作日誌
キュリオスコープが演出、構成で参加した番組(制作 JCTV)がニューヨーク・フェスティバルで銀賞を受賞しました(歴史・社会問題部門)!ニューヨーク・フェスティバルは、国連も共催する世界最大規模の国際コンテストです。受賞したのは、2012年3月に米国のディスカバリーチャンネルを通して世界中に放送された “Brewing Hope” というドキュメンタリー番組です。
このドキュメンタリーは東日本大震災で被災した気仙沼の蔵元「男山本店」が様々な苦難を乗り越えて酒造りを再会をする過程を追ったものです。タイトルの”Brewing Hope” は直訳すると「希望を醸造する」という意味です。「男山本店」が醸造を再開し新たな希望を見出すことが地域の希望にもつながることを目にしたことから、生み出されたタイトルです。絶望の中から、小さな希望がつながり、広がっていく様子を日本以外の多くの人にも見てもらえることを願っています。希望を感じる受賞でした!
こちらから番組案内動画をご覧になれます。
Rebuilding Japan: Brewing Hope has won the silver world medal on
History & Society section of New York Festivals! (Discovery Channel, JCTV) New York Festivals
Directed by Shogo Sugawara, written by Hanako Sugawara of Curiouscope
curiouscope
キュリオスコープが取材・演出・編集を行ない、昨年3月にディスカバリーチャンネルで全世界放送になった番組が、今年も以下の日程で再放送されます。
3/10 (日) 17:00~17:30
3/13 (水) 19:00~19:30
3/14 (木) 00:00~00:30
3/20 (水) 05:00~05:30
4/10 (水) 11:00~11:30
http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=910012&eid2=000000
これは東日本大震災があった2011年に、アメリカのディスカバリーチャンネルから企画募集があり、キュリオスコープがJCTVさんと協同で提案したものです。
震災で大きな被害を負った気仙沼市の蔵元「男山本店」が、様々な苦難を超えて、酒造りを再開する様子を記録しました。
元々ドキュメンタリーを得意とするキュリオスコープですが、外国のメディアを舞台にした番組作りは初めて。言語の違いだけではなく、映像や音楽、インタビューの扱い方に至るまで日本のドキュメンタリーとは作り方が全く違うことに驚かされました。
(初回放送時は、こうしてブログでご案内する余裕すらなかったのです^^;)
でも日本文化であるSAKEを題材に、震災から立ち上がる日本人たちを世界に発信したいという思いは、私共もディスカバリーのプロデューサーたちも同じでしたから、何度も議論を重ねることで、無事作品を完成させることが出来ました。その後、日本語版も制作(ナレーションは小山力也さん)し、日本ではこちらが放送されています。
ディスカバリーチャンネルは、スカパーやJ:COMなどのケーブルで観られると思います。よろしかったらご覧ください。
curiouscope