妄想女子とアニメの融合 「人生ベストテン」 Girl’s Fantasy + Animation “Jinsei Best Ten”
「大人女子のアニメタイム~人生ベストテン」の主人公鳩子は、お金も社会的地位もあるけど、最近、弱気になりがち。独身のまま40歳を迎えることが大きな要因です。行動する前に何パターンもの「こう見られたい自分」を妄想するなど、心の中と見た目のギャップは大。そんな鳩子の心の中をコミカルに描いた場面はこの作品の大きな見どころです。上は作画監督の永作友克さんによる鳩子の「歓喜♡」の心模様(どういう状況かは放送で!)。目にも止まらぬ速さで腕が伸びたり、クネクネしたり、ありえないポーズの連続。「鳩子の感情をそのまま、体を大きく使ったハデな動きで、マンガチックに表現した」とのことです。作品中の数々の妄想シーンでも、鳩子の「理想の自分」をコミカルに、アニメならではの表現で見せています。
そんなありえないポーズや動きですが、気持ち的には「アリ!」と共感したりします。そう言えば、90年代末から人気を博した「アリーmyラブ」という米国ドラマの主人公も妄想癖の持ち主。いい男を見ると、舌がCGで50センチ位伸びるなど、こちらもありえないけど、気持ち的にはアリ。女子の妄想癖は世界共通?!「ありえないけど、アリ!」なのが、大人女子アニメ的表現なのかもしれません。
3月17日(日) NHK BS プレミアム
22時50~23時15分
タグ: BSプレミアム, Jinsei Best Ten, Miki Nakatani, Mitsuyo Kakuta, キュリオスコープ, 人生ベストテン, 人生ベストテン、角田光代、吉田玲子、講談社文庫、三浦陽、数井浩子、ボンズ、BONES、中谷美紀、講談社文庫, 大人女子のアニメタイム, 永作友克, 神谷浩史 Hiroshi Kamiya